2018.03.12 14:00英連邦戦没捕虜追悼礼拝の趣旨敗戦(1945年)ののち新憲法が日本に生まれました。「再び戦争の惨禍」を起こさないことへの決意、「恒久平和」への「念願」、全世界の人々が「恐怖と欠乏から免れ、「平和のうちに生存する権利を有すること」の「確認」が示される「前文」につづき、「戦争」と「武力による威嚇または武力の行使」は「永久にこれを放棄する」、「戦力は、これを保持しない」とい...
2018.03.12 13:14The ProspectusThe Memorial Service for the POWs of the British Commonwealth and the Allies Who Died in Japan During World War IIThe PurposeAfter defeat in 1945, Japan saw the birth of ...
2018.03.12 13:10「私の戦後七〇年」戦後七〇年記念特集関田 寛雄この文章は、2015年3月28日(土)、富坂キリスト教センターで行われた関田寛雄先生の同名の講演会をまとめたものです。当日は2時間に及ぶ講演で、関田先生が歩まれた戦中、戦後の様子を具体的に、詳しく知る事が出来ました。戦後生まれの者が、平和とは何かについて深く考えさせられる機会となりました。関田先生にはこの場を借...
2018.03.12 13:04「永瀬さんから学んだこと」第23回戦没捕虜追悼礼拝 主催者代表挨拶「英連邦戦没捕虜追悼礼拝」実行委員会代表 奥津 隆雄大使館代表の皆様、英国在郷軍人会日本支部の皆様、および本日参加の皆様。まず初めに、本日この追悼礼拝にお集まりいただけましたことを心から感謝いたします。今年もこの追悼礼拝を持てましたことを神様に感謝致します。昨年、この追悼礼拝の呼びかけ人のひとりであ...
2018.03.12 13:00「平和と和解に向けて―英連邦戦没捕虜追悼礼拝の継承」豊川慎1.はじめに保土ヶ谷の英連邦戦没者墓地には、泰緬鉄道での強制労働の後、日本に移送され、日本の軍需工場や炭鉱でも重労働に従事させられ、祖国に帰れずこの異国の地日本で生命を奪われた1873名の連合軍捕虜が眠っている。泰緬鉄道とは、日本軍が第二次世界大戦時にインド侵攻のためにタイ(泰)とビルマ(緬間、現在のミャンマー)の間に敷設した悪名高...
2018.03.12 12:43「永瀬さんの友情に感謝!」 デイヴィッド・バレット(元オーストラリア軍衛生兵) クワイ河基金によって招かれ、今日この追悼礼拝に参列できたことに感謝いたします。特に永瀬さんの友情に感謝しております。永瀬さんという方は東南アジアと日本の関係のみならず、世界の平和と和解のために努力している最大の人だと思います。こんなに努力をしている人は他にいないと思います。私はここに...
2018.03.12 12:42「二度と戦争はしない!」主催者代表・永瀬 隆(元陸軍通訳・青学OB) この集会も皆様のおかげをもちまして第四回目を迎えることができました。スタッフの皆様方、そして毎回お集まりの方、本当にありがとうございます。 ここへ持って参りました写真はカナダ国籍のトレバー・デイキンさんです。実はデイキンさんは、今日この追悼礼拝へ参列する予定でありました。しかし、四月一六日に...
2018.03.12 12:41「若い世代の責任」英連邦代表・P・エドワード(英国大使館付武官空軍大佐) 今ここに私たちは追憶のために集まっております。しかし、ただ追憶するだけではなくて、これからの将来の我々の生き方をも考えることになると思いますが、ここには若い人たちがたくさん眠っております。ここに出席されていらっしゃる多くの方々と年齢的にほとんど変わりのない方々が眠っております。 私...
2018.03.12 12:38「赦し合うために」ダッドリー・ケイヴ(元英捕虜・ビルマ作戦同士会会員) 私たちの持っていた小さなラジオから原爆のニュースを聞いたのは、私が捕虜であった五〇数年前の事です。その時私は複雑な心境でした。それはこれで私は自由になるだろうという希望、それと同時に多くの市民が殺戮されたという思いでした。戦争というのはこういうものです。両者が互いに赦せぬ事をするものな...
2018.03.12 12:36「友情、赦し、平和への選択」英連邦代表・ロジャー・E・シアソン(カナダ大使館付武官海軍大佐) キリスト教信仰は私たちに善と悪との違いを教えてくれます。主なる神は、私たちが何が善であり何が悪であるかを識別し、そして善を悪から識別していく知恵を与えてくださいました。正しい選択、善なる選択、それは愛の選択です。友情、赦し、特に平和へ向かっての選択です。悪の選択は憎しみです...
2018.03.09 03:54第十回英連邦戦没捕虜追悼礼拝 追悼の辞「隔ての壁をのり越えて」大庭 昭博 八月六日、広島に原爆が投下された日の朝のニュースでオーストラリア・カウラの映像が流された。第二次大戦中に日本人捕虜が集団脱走をして、二〇〇人以上の死者を出した事件である。その事実にオーストラリア人は向かい合い、歴史教育として子どもに語り継ぐ試みがなされていた。日本で同じような歴史教育がどれだけなされているのか、暗澹たる思いにさ...
2018.03.09 03:53第九回英連邦戦没捕虜追悼礼拝 追悼の辞 「和解の道を開く」関田 寛雄 本日ここに第九回追悼礼拝を行うに当り、二〇〇三年というこの年をめぐって想起すべき三つの事があります。 その第一は一九二三年九月、今からちょうど八〇年前、関東大震災という日本社会を揺るがす大事件が起こりました。しかし、その際、特に記憶すべき事は、約六000人の朝鮮人、約五〇〇人の中国人が、全くの「作られた情報」つまりデマにゆさ...